東京都最低賃金(地域別最低賃金)の改正については、本年7月1日、東京労働局長から東京地方最低賃金審議会に対し諮問が行われました。
同審議会は、審議の結果、8月5日、現行の最低賃金の時間額1,113円を50円引き上げ(引上げ率4.49%)て、1,163円に改正することが適当である旨の答申を行いました。
効力発生の日は、令和6年10月1日の予定です。
(出典:東京労働局ホームページ)
詳細は、以下よりご確認ください。
令和6年7月25日に開催された第69回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。
【答申のポイント】
(ランクごとの目安)
各都道府県の引上げ額の目安については、Aランク50円、Bランク50円、Cランク 50円。
(出典:厚生労働省ホームページ)
仮に目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,054円となり ます。この場合、全国加重平均の上昇額は50円(昨年度は43円)となり、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額となります。
詳細は、以下よりご確認ください。
中小企業庁は、最低賃金引き上げを受けて賃上げに取り組む皆様へ向けたリーフレットを作成し、公表しております。
リーフレットでは、以下の助成金や補助金が紹介されております。
〇業務改善助成金
業務改善助成金について、対象事業場拡大、助成率区分見直 し、賃金引き上げ後の申請を可能とするなどの拡充を行いまし た。
〇キャリアップ助成金「賃金規定等改定コース」
賃金規定等を改定し、非正規雇用労働者の基本給を3%以上賃上げする場合に、キャリアアップ助成金の 「賃金規定等改定コース」が利用できます。
〇事業再構築補助金
最低賃金よりも低くなるため賃上げが必要となる従業員数が一定以上いる場合、事業再構築補助金の「最低賃金枠」が利用できます。
〇ものづくり補助金、IT導入補助金
最低賃金引き上げを受けて、最低賃金引上げ幅以上に賃上げの努力を行う場合、補助金の採択において加点措置が得られます。
リーフレットは、以下よりご確認ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_chinage.pdf