厚生労働省は、
「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」
「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」
を作成し、公表しております。
現在、社員が不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりに取り組む動きが広がっています。こうした取組は、離職の防止、社員の安心感やモチベーションの向上、新たな人材をひきつけることなどにつながり、企業にとっても大きなメリットがあります。
企業が社員の事情に応じてサポートする姿勢を示すことは、働く本人にとっても、一層仕事への意欲が増すなどの大きな影響を与えると考えられます。逆に、不妊治療と仕事との両立ができず離職する社員が増えることは、労働力の減少、ノウハウや人的ネットワーク等の消失、新たな人材を採用する労力や費用の増加などのデメリットを企業にもたらします。
また、厚生労働省が行った調査によると、不妊治療と仕事との両立ができず16%(女性の場合は23%)の方が離職をしています。
不妊治療と仕事との両立を困難にしている要因としては、精神面での負担が大きいこと、通院回数が多いこと等が挙げられていますが、企業や働いている人たちも、そもそも不妊や不妊治療についての認識があまりないために、企業内の支援制度の導入や利用が進まないことも考えられます。
●「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」 (53ページ)
事業主、人事部門向けのマニュアルになります。本マニュアルは、令和3年度に作成したものについて最新の数値等を更新した改訂版です。(企業の取組事例の更新はありません)
以下の内容が掲載されております。
第1章 不妊治療について
第2章 企業における不妊治療と仕事との両立支援に取り組む意義
第3章 不妊治療と仕事との両立支援導入ステップ
第4章 不妊治療と仕事との両立を支援するための各種制度や取組
第5章 不妊治療と仕事との両立に取り組んでいる企業の事例
⇒20社の事例が紹介されております。
第6章 不妊治療と仕事との両立を支援する上でのポイント
第7章 参考情報
●「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」(12ページ)
不妊治療を受ける方と職場で支える上司、同僚の方向けのハンドブックになります。
このハンドブックでは、職場内で不妊治療への理解を深めていただくために、不妊治療の内容や職場での配慮のポイントなどが紹介されています。
以下の内容が掲載されております。
・データで見る不妊治療と仕事との両立
・知っていますか?不妊治療
・職場での配慮のポイント
・不妊治療を受けている、または受ける予定の人達へ
詳細は、以下よりご確認ください。
治療しながら働く人を応援する情報ポータルサイト「治療と仕事の両立支援ナビ」では、「治療と仕事の両立支援コラム」を掲載しております。
2023年3月31日付で、以下の6つのコラムが掲載されました。
・健康保険組合とコラボで進める両立支援
・働く世代が病気になった後も納得感のある自分らしいキャリアを築くために
・まだまだ働きたい自分が「もし病気を罹患したら」
・両立支援におけるストレスマネジメント
・これから始める治療と仕事の両立支援
・労働者としての人生を救う 「見つけて・伝えて・繋ぐ」こと~さんぽセンターとの連携の事例から~
どれも、5分もあれば読めるので、ご興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
以下よりご確認ください。
また、事業場の取組事例を検索してご覧いただけるページも紹介させていただきます。
取組の主体、企業規模(従業員数)、業種、取組内容について、選択項目にチェックを入れると、下に、該当する取組事例が表示されるようになっています。事業場の取組事例は、私の確認した時点では、95件掲載されていました。
自社の取組の参考となる事例があるかもしれませんので、ご興味のある方は、検索されてみてはいかがでしょうか。
以下よりご確認ください。
治療しながら働く人を支援する情報ポータルサイト「治療と仕事の両立支援ナビ」では、「治療と仕事の両立支援ハンドブック」を掲載しております。
両立を始める前に考えるポイントや困った時の相談先、社内制度や活用できる支援制度など、
「治療と仕事の両立」を進める時に必要な情報を掲載しています。
以下の内容で構成されております。
1. はじめに
2. 治療と仕事の両立を始める前に考えること
3. 相談窓口について
4. 利用可能な支援制度
5. 治療と仕事の両立支援の流れ
6. 実際の両立支援プラン例
7. もっと詳しい情報を知りたい方は
詳細は、以下よりご確認ください。
東京労働局では、不妊治療と仕事の両立支援に係るマニュアル等の活用についての案内を掲載しております。
現在、さまざまな企業で、社員が不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりに取り組む動きが広がっています。
また、新型コロナウイルス感染症への企業における対応の中で、不妊治療と仕事との両立において、テレワークとフレックスタイム制や短時間勤務制度との組み合わせにより、治療との両立を図る柔軟な働き方も見受けられます。
こうした取組は、離職の防止、社員の安心感やモチベーションの向上、新たな人材を引き付けることなどにつながり、企業にとっても大きなメリットがあります。
以下の2つのマニュアルが紹介されております。
・「事業主・人事部門向け 不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」
・「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」
企業の取組事例なども紹介されております。マニュアルを活用いただき、不妊治療と両立支援に取り組まれる参考にされてみてはいかがでしょうか。
詳細は、以下よりご確認ください。
厚生労働省は、企業における不妊治療と仕事との両立を支援する取り組みを推進しています。
このたび、取り組みを広く周知するツール「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」と「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」(いずれも令和元年度作成)の改訂と、不妊治療を行う労働者の方と主治医と企業とをつなぐ「不妊治療連絡カード」(平成29年度作成)の様式見直しが行なわれました。
■不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル
企業向けの制度導入マニュアルです。企業事例が9社から20社に充実し、具体的で実践的な内容に改訂されました。
■不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック
労働者向けに、不妊治療の内容や職場での配慮のポイントを紹介しています。
■不妊治療連絡カード
治療を受ける労働者が、職場において必要な配慮事項等を、企業の人事労務担当者に伝えるためのカードです。
詳細は、以下よりご確認ください。